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「密閉容器内検査技術(In-Cell-Vision)」で、だれでも安全・手軽に核酸増幅検査を
タクセル株式会社は、このたび「密閉容器内検査技術(In-Cell-Vision)」で、栃木県フロンティア企業としての認証を受けました。
この技術は、核酸増幅検査を完全に密閉された容器内で行うための技術です。この容器は、外部の熱源による加熱冷却部や、液体・粉体、クロマトグラフィーを搭載できる部品で構成されており、密閉したまま容器内を操作できる検査キットの製造を可能にします 。
この技術最大の特長は、
検査の途中で検体が外部に飛散したり漏れたりするリスクがないことです 。通常、核酸増幅検査の工程では、途中で検体を収容したキャップを開封して展開液を注入する必要がありますが、この技術を使えば、キャップを密閉したまま一連の検査を行うことができます 。
これにより、検査員は汚染リスクを負うことなく、安全に検査を実施できます。また、専門機関でなくても、どこでも安価に、誰でも簡単かつ短時間で、ウイルスや細菌の有無を判定できるようになります 。
この技術は、医療分野はもちろん、食品、農業、漁業など、コンタミネーション防止が必要な幅広い分野で活用できます。当社の「密閉容器内検査技術(In-Cell-Vision)」は、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」の達成にも貢献します。高度な検査環境を持たない国々への国際協力も可能になり、例えばウイルスや細菌感染の早期検査に役立てることができます 。
https://takcel.co.jp/information/wp-content/uploads/2025/09/密閉式核酸クロマト検査デバイス_PAT.pdf