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新工場竣工のお知らせ

当社は本社工場(栃木県栃木市西方町)に新工場を4月9日に竣工し、5月より本稼働を開始することをお知らせします。

当工場はクリーンルーム機能を備えた射出成型ラインと組立ラインを設けており、ISO13485オペレーションの下、医療機器向け及び理化学向けプラスチック部品の生産拠点となります。これにより、医療機器向けプラスチック部品の生産を拡充でき、多様なニーズに対応する供給体制を構築します。

当社では独自のヒート&クール成形技術(呼称:RHCM)を特徴としておりますが、これにより、従来は難しかったプラスチックの微細成形が実現します。当社はこの技術を医療分野に活用し、プラスチックを用いた針長100μm~800μmのマイクロニードル、特にドラックデリバリーが可能な中空型マイクロニードル(ホローマイクロニードル)の開発に取り組んでおります。本工場では、このマイクロニードルの生産も予定しております。

 

<マイクロニードルアレイとは>
マイクロニードルアレイ(MNA)は微細針集合体と呼ばれる、従来の注射針に比べると著しく短い針のことです。無痛注射や、自己注射などの用途が期待されています。
長さ100~200μmの針を用いた美容向け製品が先行していますが、真皮まで届く700~800μmは医療向け用途での活用が見込まれ、注目を集めています。